『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』をダブルで取得! 美の探究者、河原井美冴さんにインタビュー!
日本肥満予防健康協会は「肥満と健康に関する知識の普及」を目的とした活動団体です。飽食の時代と言われて久しいですが、近年ではその風潮に異を唱えるべく様々なダイエット法が登場し、若い世代を中心に健康に長生きをすることに関心が高くなってきています。そのような社会背景もあって当協会では肥満と健康についての正しい知識を身に付けるための様々な講座を用意し、修了者には資格の認定を行っています。中でも『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』は人気の講座で、前者では肥満予防に関する専門知識を多角的に学ぶことができ、後者ではダイエットの実践方法や指導方法などを具体的に学ぶことができます。今回は受講者の一人で、『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』をダブルで取得した河原井美冴さんにインタビューを行いました。
―普段の活動を教えて下さい
エステサロンを主宰しておりますので、エステティシャンとしてお客様へ施述することがメインの活動です。他に「美ボディ塾」という、その名の通り美しい体をつくるためのエクササイズ教室の講師もしております。また、ちょっと変わった活動でいうと昨年は「いばらきキッズステージ」というイベントの実行委員長をやらせていただきました。このイベントは、いばらきから世界へ羽ばたくエンターティナーを発掘するというもので、その時は子どもたちのウォーキングの指導もさせていただきました。
―多岐に渡る活動ですが、一貫して「美」を追求している印象があります!すでに美容や健康に関しては十分な知識がありそうですが、あらためて『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』の資格を取得しようと思ったのはどうしてですか?
日頃からたくさんのお客様を施述していますが、美とは表面だけの問題ではなく内面から出てくるものだといつも実感していました。なので、私がお客様にアドバイスをする時には、ホリスティック(総合的)な視点でその人の体を考えるようにしています。サロンではお顔のケアを主にやっていますが、顔の表面からわかることはたくさんあります。シワのできかた、ニキビの場所、乾燥の程度などからその人の生活が垣間見えますので、アドバイスをする時にはその人の生活そのものを見直し、改善していくような計画を立てるようにしています。とはいえ美容業界に長く身をおいていても得られる知識は限られています。私はインナーケアの大切さをもっと説得力のある形でお客様にお伝えしたかったので、あらためて勉強をしようと思いました。
―日頃の接客から感じることもたくさんあると思いますが、他に日常生活の中で肥満や健康に関する問題を感じることはありますか?
子どもの授業参観のたびに問題を感じていました。明らかに肥満の子どもが多いのです。昔は1クラスにせいぜい1人か2人だったと思うのですが、最近は4~5人いるのです!もちろん学校や地域によっても違うと思うのですが、明らかに増えてきている印象ですね。実際に統計でも子どもの10%以上が肥満という診断らしいですよ。食事やおやつの過剰摂取、それから運動不足もあるみたいですね。このまま彼らが成人するのも危険ですし、親への指導の必要性も強く感じています。
―お仕事でもともと備わっていた知識がベースにありながら、あらためてこのような講座を受講されて新たな発見はありました?
発見ばかりでした。受講前も独学で肥満や健康に関する勉強はしていたのですが、やはり自己流でやることの限界も感じていました。書籍やインターネットで得られる情報はたくさんありますが玉石混交で、中には信憑性のないものもあります。取捨選択する基準も自分では決められないのでここは思い切って信頼のおける活動団体で勉強しましたが、やはり期待以上の知識が得られました。いかに今まで情報に惑わされ、思い込みによる知識だったのかがわかりましたね。
―お仕事をしながらの受講は大変でしたか?
私は茨城在住なのですが、通ったのは東京の教室でした。通うのは大変でしたが、志を共有できる仲間と出会えて共に学べたことは良かったです。受講者には美容や健康に関するプロが多かったのが印象的です。私のようにエステティシャンもいましたし、スポーツトレーナーや看護師、栄養士の方もいました。みな意識が高く良い刺激をもらえたと思っております。
―受講後、新たに知識を獲得したことで自分自身の生活習慣に変化はありましたか?
食べ物に関する知識がかなり得られたので、摂取する食品に対して自覚的になりました。例えば糖分。諸説ありますがやはりできるだけ摂取は控えたいというのが今の心境です。肌のシワやたるみは糖分の過剰摂取も一因としてあることがわかっていますし、サロンにいらっしゃるお客様でも甘いものが好きな方はシワも多いのは事実ですね。また、コンビニの食品も極力避けたいところです。糖分、油分、それから添加物。明らかに体に良いものではありません。受講後の帰り道では「これらを絶対に口にしないぞ!」と誓うのですが、誘惑に負けることもありますよ。甘いものを食べることもありますし。あまり自分をがんじがらめにしないで意識して心がける程度にしています。
―ご自身のサロンのお客様や、友人に対する接し方は変わりましたか?
厳しくなった面もあるかもしれません。というのも、正しい知識を身に付けて「伝えたい」という気持ちがより一層強くなったからです。間違ったダイエットや間違った健康法などをやっていらっしゃる方がいますが、結果が出ないどころか健康を損なってしまいます。私は自分が得た知識をできる限り多くの人に伝え、一人でも多くの人に継続的な健康を手に入れて欲しいと思っています。
―資格を取得したことで、お仕事にはどのような影響がありましたか?
私はSNSツールを使って情報発信をしていますが、自分のプロフィールに『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』が加わったことで圧倒的にお仕事の依頼が増えました。学校での講演依頼やコンテストの審査員など、まったくお付き合いのなかった団体からもオファーがきます。肩書の効果ってすごいなと思いましたね。
―河原井さんにとってダイエットとは?
「一生続けるもの」という認識です。日々の積み重ねであり、毎日の心がけですね。ダイエットとは決して痩せることが目的ではないと思います。痩せ体型の方でも肥満という方がいらっしゃいます。心身共に健康で、持続可能な体であること。それが肥満予防の向かう方向だと思います。『肥満予防健康管理士』と『ダイエットアドバイザー』を取得して、より複合的に健康というものについて考え、指南することができるようになりました。自分自身はもとより家族や友人、そしてサロンにいらっしゃるお客様にも広く知識を共有していきたいと思っています。
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ダイエットとは一生続けるもの、という認識は説得力があります。資格を取得され、ますます活動の幅が広がっている様子の河原井さん。これからも精力的に「美」を追求していってください!今日はありがとうございました。